<種子骨とは?>
➡種子骨とは、足親指裏面にある二つのスイカの種のような軟骨で、筋肉や腱などがスムーズに動く手助けをする骨のことを言います。また、その骨の周囲が何らかの原因で痛むことを種子骨炎と言います。種子骨の代表例として膝のお皿があります。
<種子骨の症状>
◦長時間の歩行やランニング等、踏み込んだ際の足親指裏面の痛み。
◦足親指裏面を指で押したり、足の親指を強制的に手で反らした際の痛み。
※上記のような症状が進行すると足を地面につけただけでも痛みが発生し、歩行も困難になってきます。
<種子骨炎になりやすいスポーツ>
➡陸上競技やバスケットボール等のよく走るスポーツに多いと言われています。また踏み込みの激しい、剣道や空手、フェンシング等でもよく見られる障害です。
<種子骨炎の発生原因>
➡ランニング動作時に地面を蹴り出す時、足底筋は緊張し種子骨には引っ張られる力が加わります。この牽引力により種子骨が炎症を起こし、痛みが発症します。また踏み込み動作による地面からの衝撃が種子骨に繰り返し加わり発症することもあります。
(その他)
1.足の構造的原因
---足のアーチが高い人は、つま先付近に荷重がかかる為、炎症が起きやすくなります。
2.着用する靴の問題
---シューズのサイズが合わず、靴の中で必要以上に負担がかかる場合。またクッション性の低い靴やハイヒール等は、種子骨への負担が大きくなる可能性があります。
<種子骨炎の治療>
➡痛みが強いうちは安静を指示します。その後、足裏にかかる負担を減らす為にインソール等で調整を行います。当院では、足裏やふくらはぎのマッサージ及びゴルフボール等を使用したストレッチを組み合わせて治療を行います。尚、状況に応じてテーピング等での治療も行います。
スポーツ障害による怪我は、仙台市泉区八乙女の「泉の杜整骨院」へご来院下さい。