<足関節捻挫について>
⇒足関節捻挫には、内反捻挫と外反捻挫があり、スポーツで受傷する怪我で一番多いと言われています。また、その多くが足関節を打ち返しに強制されて受傷する内返捻挫です。(捻挫の80%~90%が内返捻挫と言われています。)

<スポーツによる足関節捻挫の発生原因>
⇒スポーツ中に足が滑ったり、着地を失敗して足関節を捻り、急激な内返が強制されることで、前距腓靭帯などが伸びたり断裂したりします。特にバレーボールやバスケットボールなどでは、ジャンプの着地時に人の足に乗ってしまい受傷する場合があります。また、プレー中のストップや着地、切り返しなどで受傷することも多く、サッカーやラグビーなどに見られる接触プレーをはじめ、野球のスライディング、体操競技、テニスなどでも多く見受けられます。
<捻挫の種類>
第1度損傷(軽傷)
◦靭帯が軽く伸ばされた状態。
◦軽度の腫れで圧痛はごくわずか。
◦関節の不安定性は殆どない状態。
第2度損傷(中等症)
◦靭帯が部分的に断裂した状態
◦足に腫脹及び皮下出血をしばしば認め、歩行は疼痛を伴う為、困難な場合が多い。
第3度損傷(重症)
◦靭帯が完全に断裂した状態。
◦強い腫脹と皮下出血が認められ、歩行も困難。
◦シーネもしくはギブスで固定を行う。
<足関節捻挫の治療>
⇒軽度捻挫の急性期は、RICE処置を徹底的に行います。腫れが生じている間は、出来るだけ激しい運動を控え、ある程度腫れを引かせてから運動療法等を開始します。中等症~重度の患者さんについては、RICE処置を行うと伴に状態を確認しながら包帯やシーネでの固定を行い、出来るだけ足に負担をかけないように指導します。近年は早期リハビリテーションの有効性が報告されていることから、可能な範囲で受傷後早期から膝や股関節、下腿部等、足関節捻挫の周辺を可動させることで、早期のスポーツ現場への復帰を目指します。
<RICE処置>
<リハビリテーション>
(三笠製薬株式会社様の資料参照)
スポーツ障害による怪我は、仙台市泉区八乙女の「泉の杜整骨院」へご来院下さい。