<マレットフィンガーとは?>
➡指の第一関節が曲がったままで、自分で伸ばそうと思っても伸ばすことが出来ず、別の手を添えることで他動的に伸ばすことが出きる状態を言います。症状によって「腱性マレット指」と「骨性マレット指」の2つのタイプに分かれます。
- 「腱性マレット指」について
…末節骨(指の先端にある骨)に付着している伸筋腱が断裂した状態。そのまま放置してしまうと、指の第二関節が過度に伸びた状態になる「スワンネック変形」を発症してしまいます。
- 「骨性マレット指」について
…末節骨(指の先端にある骨)が、指の第一関節の中で折れている状態。また、末節骨には指の伸筋腱も付着しており、関節内骨折を発症することで、関節がずれた状態に陥ってしまいます。
<マレットフィンガーの治療>
- 「腱性マレット指」の場合
…「腱性マレット指」の場合には、保存療法が基本となります。指の第一関節を真っすぐに伸ばした状態で、固定する装具(スプリント)を装着します。固定期間は約4週間~約6週間を目安とします。尚、腱の断裂から時間が経過してしまうと、自然治癒が難しくなり、手術等による腱の形成が必要な場合があります。
- 「骨性マレット指」の場合
…骨折に対して、針金を入れて固定する手術を行います。約8週間程度の固定期間が必要となるようです。
<マレットフィンガーのリハビリとは?>
➡マレットフィンガーのリハビリは、固定していた第一関節を自由に動かせることが目的です。怪我で真っすぐに伸ばせなくなったことと、固定によって曲げることが出来なくなったことの両面にリハビリを行います。ポイントとしては、指を動かす際に第一関節以外の関節を動かないようにしてリハビリを行うと、より効果が期待出来ます。
スポーツ障害による怪我は、仙台市泉区八乙女の「泉の杜整骨院」へご来院下さい。