<打撲とは>
⇒打撲は、筋や脂肪などの皮下組織と言われるものの損傷です。これらは、スポーツの接触プレーにおいて、相手の体の一部(膝、肘、頭、足首など)が凶器となり、強い衝撃を受けたことにより発生します。なかでも、サッカーやバスケット等のコンタクトスポーツで高い割合をしめます。
<打撲の症状>
⇒一般的に打撲をすると皮下組織を傷つけて出血する為、皮下に青黒く出血斑が出現して、腫れてきます。軽度の打撲であれば、湿布を貼り包帯で圧迫固定を施せば1週間~2週間位で完治します。ただし、関節周囲の打撲では、関節運動のたびに傷ついた組織が動く為、同程度の関節周囲以外の打撲と比較した場合、通常よりも多くの内出血や腫れが発生します。その為、関節周囲の打撲や出血・腫脹の強い打撲では、専門家による固定がとても重要になります。
<打撲の処置>
⇒治る早さが断然違う!打撲の5つの応急処置「PRICE」
打撲の時は、応急処置で有名な「PRICE」を行うことが原則です。これは、保護・安静・氷冷・圧迫・高拳を行うことであり、その大きな目的の一つは、損傷部位からの出血を抑えることにあります。
<打撲による出血を最小限に抑える重要性>
⇒打撲により出血が発生し、その血液が多量に周囲の筋肉に触れると正常な筋肉に対して悪い影響を与えることがあります。その悪影響の一つに癒着があります。また癒着により筋肉が硬くなったり、伸びにくくなること(拘縮)、筋肉の機能が低下し、関節の動きが悪くなったりします。従って、スポーツ現場への早期復帰を目指すためには、打撲時の出血をいかに抑えるかがポイントになります。
<まとめ>
⇒筋肉の打撲は、適切な処置をしない事により出血量が多くなってしまうと、復帰までに多くの時間を要してしまいます。しかし、適切な処置をして出血量を最小限に抑えれば、スポーツ現場へ早期に復帰が出来る可能性があります。当院では、この事を十分に理解した上で、スポーツ選手の治療に対応しております。
スポーツ障害による怪我は、仙台市泉区八乙女の「泉の杜整骨院」へご来院下さい。