◦スポーツ選手における腰痛症とは?
=腰痛はスポーツ障害の中で最も多く見受けられるものの一つです。
主な傷病名としては、「腰椎分離症」・「腰椎椎間板ヘルニア」・「慢性腰痛症」の三つが挙げられます。
1.「腰椎分離症」とは?
=「腰を支える」・「腰を捻る」といった動作を繰り返すことで、腰の骨に負担がかかり疲労骨折をおこしている状態を「腰椎分離症」と言います。一般に腰椎の中で一番下にある、第5腰椎に好発すると言われています。尚、腰椎分離症は過度な練習で必ず発症するわけではなく、体質的な要因(体のかたさ等)も影響すると考えられています。
2.「腰椎椎間板ヘルニア」とは?
=背骨と背骨の間にある椎間板がつぶれて、後ろに飛び出してしまった状態のものです。背骨の後ろには、下半身に繋がる神経が流れており、つぶれた椎間板が神経に触れることで、下半身が痺れたり力が入らなくなることがあります。痛みは徐々に発症することもありますが、一般的には急な激しい腰痛で始まり、その後腰から下半身に放散するような痛み、特に臀部から大腿部(後面)・下腿部(外側面)に痛みや痺れを来すことが多いようです。
3.「慢性腰痛症」とは?
= 慢性的な痛みが続く状態を言います。原因としては、急性腰痛の初期に適切な治療が行われなかったもの・体の柔軟性・疲労・トレーニング方法の問題等があげられます。いずれにしても痛みの強い時期は、無理にプレーしないことが早期のスポーツ現場への復帰には大切になります。
スポーツ障害による怪我は、仙台市泉区八乙女の「泉の杜整骨院」へご来院下さい。