交通事故における、もらい事故(追突事故)とは?
もらい事故とは、被害者に全く過失のない事故のことを言います。主な自動車事故は、双方に過失がある場合が多いですが、もらい事故の場合、駐車中や停車中の追突事故など、追突された側に過失のない事故が該当します。また、もらい事故の過失割合は「100:0」となり、追突された被害者側に違反点数は付きません。
車両保険とは?
自分の車が交通事故や自然災害、盗難、いたずら等で被った損害に対して保険金が支払われる保険です。自損事故や接触事故等で、自分の車が損傷した場合に、車の修理費に対して保険金が支払われます。尚、車両保険を利用して車の修理を実施した場合、翌年以降等級(3等級)がダウンしますので、保険料は割高になってしまいます。
車両無過失事故に関する特約とは?
殆どの車両保険に自動セットされている「車両無過失事故に関する特約」は、自分に過失がないもらい事故(損失割合100:0)により自分の車が損傷した場合、相手方の何らかの事情(任意保険未加入等)で、自分の車両保険を利用して修理することになったとしても、等級がダウンしません。従って、ノーカウント事故扱いとなり翌年以降の保険料もアップしません。
まとめ
私自身つい先日まで、車両保険を利用すると自動的に翌年以降等級がダウンし、保険料が上がるものだと思っていました。今回、損保会社様の勉強会で、たとえ車両保険(車両無過失事故に関する特約)を利用したとしても、もらい事故(100:0)である場合、等級はダウンしない旨教わりましたので、「泉の杜整骨院」に来院される患者さん方にも、積極的に伝えて行きたいと思います。尚、車両保険の詳細につきましては、保険会社により若干の違いがあるようなので、各々担当の方にご確認下さい。