自動車保険の契約には、一般にフリート契約とノンフリート契約があります。各々の契約は、保有する車両台数によって自動的に決まり、契約内容や保険料等にも違いが出てきます。
1)フリート契約について
→フリート契約とは、保有車両が10台以上で、自動車保険に加入する場合に適用される保険契約です。
<フリート契約の特徴>
◦事務手続きが簡略化出来る。
→保有車両の保険満期日が全て一緒になるので、保険証券も一枚で済み、年度ごとの更新を忘れるリスクも減ります。
◦割引率が大きくなり、保険料が安くなる可能性があります。
→全車両共通の保険契約となるので、最大の割引率が80%程度とかなり大きな割引率になる可能性があります。
◦年齢条件等の設定がありません。
◦通販型の自動車保険では、殆どがフリート保険を取り扱ってません。
◦1回の事故でも、その事故が大事故で保険金の支払額が高額な場合、翌年の保険料が大幅に値上がりしてしまう可能性があります。
2)ノンフリート契約について
→ノンフリート契約は保有車両が9台以下で、一台ごとに保険契約を行わなければならない契約です。殆ど一般の方はノンフリート契約となります。
<ノンフリート契約の特徴>
◦保険会社独自の特約を付保出来る。
→(個人賠償責任保険)や(ファミリーバイク特約)等
◦年齢制限を設けることで、保険料を安く設定出来る。
◦保険料の割引率は、20等級の場合最大63%
<まとめ>
一概には言えませんが、法人等で出来るだけ保険料を安く抑えたい場合は、フリート契約を結んでいると思います。但し、どうしてもフリート契約には、ノンフリート契約にあるような特約事項が付保されていないことが多いので、実際に事故をおこしてしまった場合、十分な補償を受けられない可能性があることを理解しておきましょう。
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