対物超過修理費用特約とは?
交通事故を起こし、対物賠償責任保険の支払い対象となる相手方の車両に、時価額を超える修理費用が発生した場合、その差額分を補償するのが自動車保険の特約の一つである「対物超過修理費用特約」です。尚、実際相手方の車両修理費が、時価額を上回ってしまったにも関わらず、「対物超過修理費用特約」を付保していなかった為、超過分の修理費が支払えず、示談交渉が難航してしまうケースが時々見受けられます。
※時価額とは?
車両の時価額は、通常「レッドブック(オートガイド社発行)と呼ばれる中古車価格情報誌や、中古車市場における同等の車両(年式、走行距離、使用状態等が同程度の車両)の販売価格を参考に算出されます。尚、一般にレッドブックの小売価格は、相場の実勢価格よりも低めに設定されることが多いようです。
対物超過修理費用特約のメリット
◦相手方が年式の古い車両に乗っていた場合で、時価額は低いが修理費が高くなってしまうケース。{一般的に対物賠償責任保険の支払限度額が無制限に設定されていても、実際に支払われる保険金の額は客観的な価値相当額(時価額)までです。}
◦金額的には対物賠償責任保険の超過分として、50万円を限度に設定している保険会社が多いようです。
対物超過修理費用特約のデメリット
◦相手方の車両が事故日翌日から起算して、6ヶ月以内に修理が完了した場合に限り、保険金が支払われます。尚、6ヶ月を超えた場合には、補償の対象外となってしまいます。
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