一般にスポーツ選手に多く見受けられるランナー膝には、[腸脛靭帯炎]と[膝蓋腱炎(ジャンパー膝)]があります。どちらもジャンプやダッシュ、長時間のランニング等、走る動作を繰り返すことによって発症することが多く、オーバーユース(使い過ぎ)に起因することか多いようです。
<腸脛靭帯炎で痛む箇所>
腸脛靭帯は腸骨稜から大腿外側をとおり、脛骨の外側面に至る長大な靭帯で、膝関節の安定機構でもあります。ランニングや自転車など、膝の屈伸を繰り返すことによって、腸脛靭帯が大腿外側上顆の骨隆起の上に移動する為、摩擦を繰り返し、腸脛靭帯に局所的な炎症を起こして膝の外側に痛みが発生します。
<膝蓋腱炎(ジャンパー膝)で痛む箇所>
(ジャンパー膝の解剖図)
(ジャンパー膝の好発部位)
上記ジャンパー膝のメカニズム
膝の伸びる仕組み(大腿四頭筋が引っ張られることで膝蓋骨、膝蓋腱、脛骨粗面にまで牽引力が加わる)に過度な牽引力が繰り返し加わることで、膝蓋骨周辺に微細損傷を引き起こす。
※尚、[腸脛靭帯炎]及び[膝蓋腱炎(ジャンパー膝)]の詳細につきましては、ブログ⑮・㉔をご参照下さい。
スポーツ障害による怪我は、仙台市泉区八乙女の「泉の杜整骨院」へご来院下さい。