一般にスポーツ選手における、足甲(足背部)の痛みについて、当院では中足骨の疲労骨折を疑います。
疲労骨折とは?
あきらかにぶつけたり、捻ったりという外傷がないにも関わらず、中々改善しない痛みや腫れがあるときに、まずは疲労骨折を疑います。尚、疲労骨折は骨組織の同一部位に繰り返し外力が加えられた結果生じる骨折の総称です。
行軍骨折
あまり聞きなれない言葉ですが、足甲に発症する疲労骨折は行軍骨折とも言われています。大昔、軍隊での行軍訓練で発症することが多かった為にそのように言われているようですが、現在ではスポーツの過度の練習で発症することが殆どのようです。
中足骨疲労骨折(行軍骨折)の症状
明確な外傷の覚えがないのに、運動時に疼痛が出現し、安静時には軽快します。無理をして運動を続けることで、安静時や歩行時にも疼痛が出現する場合があります。また、痛い方の足に体重をかけると痛みが増強してきます。尚、一般的な骨折のように皮下出血や激しい可動痛を伴うことは少ないですが、局所の圧痛や腫脹が見受けられることがあります。
中足骨疲労骨折(行軍骨折)の治療
泉の杜整骨院では、中足骨疲労骨折(行軍骨折)の疑いがある患者さんにつきましては、一度提携先の整形外科を受診するようお願いしております。その後エックス線検査等の結果を踏まえた上で、症状に応じて超音波やSSP等を利用し早期の回復を目指します。併せてチューブトレーニングやストレッチ等、疲労骨折の再発を予防する指導も行っています。尚、初期の疲労骨折はエックス線上には明確に現れず、その後2週間~3週間経過後の再検査で骨折線を確認することもあるので、非常に判断の難しい怪我とも言えます。
スポーツ障害による怪我は、仙台市泉区八乙女の「泉の杜整骨院」へご来院下さい。