成長期における腰椎分離症とは
中・高校生(10代前半ぐらい)の子供達は、骨や筋肉がまだ成長過程でしっかり出来上がっておらず、大人のように丈夫ではありません。そのため、運動のしすぎによって負荷が蓄積すると、骨が疲労骨折することがあります。
また、疲労骨折という考えから、早期に分離症を発見出来れば、骨癒合が容易期待出来て、スポーツの現場復帰も早まります。
腰椎分離症の症状
- 腰を後ろに反った時や捻った時に痛みが増強する。
- 腰以外にも、お尻や大腿(裏側)に痛みが生じる場合がある。
- 腰に鈍くて重い痛みを感じる。
腰椎分離症にかかりやすいスポーツ
野球
テニス
バレーボール
サッカー
陸上 など
テニス
バレーボール
サッカー
陸上 など
野球・テニス・バレーボール・サッカー・陸上など背中を瞬間的に大きく反る動きが多いスポーツは、腰椎に過剰な負担がかかる為、分離症を起こしやすいと言われています。
腰椎分離症の治療法
初期から進行期の場合では、全てのスポーツ活動を停止し、コルセットの装着で固定して骨を癒合させます。分離症の症状が軽度であれば、運動を停止して約1ヶ月ほどで、殆どの腰痛は消失します。
進行した分離症では、3ヶ月~6ヶ月の骨癒合期間が必要となる場合があります。
当院では、腰椎分離症を繰り返さない為に、骨癒合の状態や痛みの軽減具合に応じて、ストレッチやリハビリ等の指導を行います。
また、腰回りの筋肉をつける為の体幹トレーニング等の指導もあわせて行います。